エンジニアの給与情報の非対称性にメスを。オウンドメディア『s/情報非対称性//g PROJECT』始動

「給与市場を透明に。キャリアをもっと自由に。」
日本の給与情報にまつわる不均衡を解決するべく、上記のビジョンを掲げ、エンジニア向け給与データベースサービス『PROJECT COMP』を2020年から提供してきた私たちPROJECT COMP。
このたびビジョン達成の新たな打ち手として、「情報の非対称性」を解消するためのさまざまな情報を発信するオウンドメディア『s/情報非対称性//g PROJECT』を開設します。
1記事目となる本記事では、オウンドメディアの立ち上げ経緯や、今後発信していく内容について紹介します。
給与データベースサービスの運営で見えたエンジニア転職市場の課題
私たちが提供する『PROJECT COMP』は、エンジニアひとりひとりが所有するスキルや所属する企業の給与データを登録することにより、統計データとしてさまざまな給与情報を閲覧できるサービスです。
日本で働くエンジニアの中には、高いスキルを保有しているにもかかわらず、自身の市場価値や適正年収を知らないために、納得のいく給与を得られていない人が多く存在しています。
他にも、理想の年収を叶えるためにはどういったキャリアを歩めばいいのか。各企業の給与形態はどのようになっているのか。
このような給与にまつわる正しい情報を自力で収集できる人は、きっとごくわずかなのではないでしょうか。
そこで私たちは、従来ブラックボックス化されていた給与情報を統計データとしてオープンにすることによって、エンジニアたちがより自由なキャリア構築をできるような世界の実現を目指してきました。
一方で、2年間『PROJECT COMP』を運営する中で、給与情報を透明化するだけでは足りない現実も見えてきました。
それは、「給与水準だけが分かっても、実際の行動変容には結び付きにくい」ということです。
『PROJECT COMP』の統計データで閲覧できる給与水準はあくまで「水準」であり、給与が決まるまでのプロセスや、転職した場合の自身の給与、その先の評価の決定軸などを知ることはできません。
より多くのエンジニアが自身のための行動を起こせるような状況をつくるためには、こうした給与やキャリアにまつわる情報を多角的に発信し、「情報の非対称性」を解消することが欠かせないと考え、オウンドメディア『s/情報非対称性//g PROJECT』の立ち上げを決意しました。
「給与情報の非対称性」を解消する4つのテーマ
これから『s/情報非対称性//g PROJECT』で発信していく内容は、給与情報の非対称性につながる以下の4つにまつわるテーマを予定しています。
- 給与決定のプロセスや構造
- 評価制度
- 自身の市場価値を測る手段
- 各社の給与に関する考え方を知る方法
最新記事はTwitterやFacebookなどで随時発信予定です。ぜひ今後の更新にご期待ください!