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2022.06.02
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Codeigniter入門!特徴や使い方を徹底解説

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近年、WEBエンジニアを目指しPHPを学習する人が増えています。「PHPは何となく理解したので次のステップに進みたい」「開発を楽にするためにフレームワークを使ってみたい」と考えている方も多いのではないでしょうか?

そんな方には「Codeigniter」がオススメです。本記事では、プログラミング初心者や初めてフレームワークを使用する人向けに「Codeigniter」の概要や特徴、使い方ついて解説します。

Codeigniterって何?

はじめにCodeigniterの概要について説明します。

Codeigniterの基本情報

Codeigniterとは、Web開発でよく使用されるプログラミング言語「PHP」のWebアプリケーションフレームワークです。

シンプルで学習コストが低い点から、初心者にオススメのWebアプリケーションフレームワークだと言えます。

Webアプリケーションフレームワークって何?

「Webアプリケーションフレームワーク」とは何なのでしょうか?

Webアプリケーションフレームワーク(以下、フレームワーク)とはWebアプリケーションを開発するための枠組みとなるソフトウェアのことです。

開発時に頻繁に使用する処理が予め用意されていたり、「画面表示のためのプログラムはこのフォルダに配置する」のような処理の種類ごとにフォルダ構造のルールが決まっています。

フレームワークを使うことによって、例えば「データベースに接続する処理を実装したい」となった時、フレームワークが用意している「データベースに接続する処理」を利用すれば簡単に実装することが可能になります。

また、処理の種類ごとにフォルダ構造のルールが決まっているため「この処理はどのフォルダに配置すべきか」といった迷いからも開放されます。

このように、Webアプリケーションを簡単に素早く開発するための枠組みがフレームワークです。

Codeigniterの特徴

PHPのフレームワークにも数多くの種類があります。その中で、Codeigniterはどのような特徴があるのでしょうか?

多くある特徴の中から3つご紹介します。

学習コストが低い

1つ目の特徴は、新しく覚えるべき知識が少なく、PHPを理解していれば簡単に使い始めることができるという点です。

フレームワークの多くは、使いこなすまでに必要な知識が数多くあります。

例えばフレームワークをインストールするだけでも「Composer」や「Homebrew」などのコマンドを使用する必要があったり、インストールが完了し、いざ開発しようとしても、そのフレームワーク独自のルールや規約を覚える必要があり、プログラミング初心者には敷居が高くなりがちです。

その点Codeigniterは、難しいコマンド不要でインストールを行うことができ、フレームワークの最低限のルールを覚えるだけで開発を進めることができます。

MVCモデル採用

2つ目の特徴は「MVCモデル」を採用しているという点です。MVCモデルとは簡単に言うと「処理を役割ごとに分ける」という設計方針です。

MVCモデルでは処理を以下の三つに役割に分けます。

Modelデータベースへのアクセスやビジネスロジックなどの複雑な処理
View利用者に画面を表示する処理
Controller利用者からの入力を受け付け、呼び出すModelの処理やViewを制御する処理
処理を役割ごとに分けることにより「この処理はどこに書くべきか」といった悩みがなくなります。

また、自分で実装したシステムに不具合が発生した場合にも、「表示がおかしいのでViewにバグがあるはず」といったように、不具合の原因調査も簡単になります。

Codeigniterを使用すると、プログラミング初心者でも役割ごとに整理された綺麗な実装を簡単に行うことができるのです。

軽量

3つ目の特徴は非常に軽量であるという点です。

フレームワークは「開発時に頻繁に使用する処理が予め用意されている」という性質上、多くの容量を必要とします。

そのためスペックの低いサーバーではインストールできない、動作が重いという問題が発生することがあります。

その点、Codeigniterは非常に軽量なため、そうしたサーバーであっても高速で動作します。

自分で開発したシステムを初めて公開する際は、比較的安価なサーバーを使用することが多いので、これもプログラミング初心者にとって嬉しい特徴です。

Codeigniterを使ってみよう

それでは実際にCodeigniterをインストールし使用してみましょう。

ここではローカル環境にXAMPP、もしくはMAMPがインストール済みであることを前提とし、最新のバージョンであるCodeigniter4のインストールから簡単な使用方法を説明します。

1.Codeigniterのソースファイルをダウンロード

Download Discuss Sources Translations User Guide へアクセスし、画面中央付近にある「CODEIGNITER4」の「Download」ボタンを押してください。

CodeigniterのZIP形式のソースファイルがダウンロードされます。

screen

2.必要なファイルをドキュメントルートに配置

ダウンロードしたZIPファイルを解凍すると、以下のようなフォルダになっています。

screen

この中から「app」「public」「system」「writable」フォルダをコピーし、ドキュメントルート(XAMPPであれば「xampp/htdocs」MAMPであれば「Applications/MAMP/htdocs」)に配置します。

今回はドキュメントルートに「codeigniter」というフォルダを作成し、そのフォルダの中に上記4つのフォルダを配置することとします。

screen

3.動作確認

上記で最低限Codeigniterが動作する環境が整いました。実際に動作するかどうか確認してみましょう。

http://localhost:8888/codeigniter/public/ にアクセスしてみましょう。(8888はXAMPP、MAMPの設定によって異なります)

以下のような画面が表示されればCodeigniterが正常に動作しています。

screen

使い方

Codeigniterが動作することが確認できたところで、新規画面を追加してみましょう。

今回は「Hello World」と記載された画面を表示します。

1.コントローラの追加

htdocs/codeigniter/app/Controllers/ に以下の内容を記載したTest.phpを追加してください。

<?php
 
 namespace App\Controllers;
  
 class Test extends BaseController 
 {
    public function index()
    {
        // hello_worldという名前のviewファイルを表示します
        return view('hello_world');
    }
 }

2.viewファイルの追加

htdocs/codeigniter/app/Views/ に以下の内容を記載したhello_world.phpを追加してください。

<!DOCTYPE html>
<body>
    <h1>Hello World</h1>
</body>
</html>

3.動作確認

http://localhost:8888/codeigniter/public/Test にアクセスしてみましょう。(8888はXAMPP、MAMPの設定によって異なります)

以下のような画面が表示されれば正しく画面が追加されています。

screen

まとめ

今回はインストールが簡単で、開発効率を向上させるフレームワーク「Codeignier」についてご紹介しました。

フレームワークを使った開発ができるようになると、Webエンジニアとしてさらにステップアップすることが可能です。

これから一流のWebエンジニアを目指すのであれば、まずは手軽に試すことができる「Codeigniter」を使い、フレームワークに慣れるのがおすすめです。気になる方は、ぜひ使ってみてください。

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